すずめ農園の生きものブログ

仙台市泉区の里山・泉ヶ岳で出会う生きもの。

いきものNo.8イナゴ

イナゴって、「稲子」なんだと思うんです!

語源とか調べてないので、わからないですけど、
キノコは「木の子」的な。

「稲の子」..いい響きですね♪
私も稲の子になりたい。

そういえば、宮城の民謡「米節」に

お米ひとつも粗末にゃならぬ
米は われらの親じゃもの~♪

という歌詞がありました!
ここの部分が好きで、ちょっとうるっときます。

お米を主食に生きている私にとって、
稲は親であり、私自身は稲の子なのかも。

食べるだけでなく、すずめ農園はじめてからは
自然栽培で、稲を育てさせてもらって
その関わりのなかでたくさんのことを学ばせてもらっています。

育ててもらって学びまでいただいて
まさに親!
ありがとうーー♡


今日は昆虫・イナゴのお話!

稲を育てていると、7月入ったあたりで
突然、イナゴの赤ちゃんを田んぼで見かけるようになります。

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この全身黄緑色でやや透き通っているのが
イナゴの赤ちゃん。

親の姿もすきなんですけど、
この赤ちゃん姿もかわいいです。

こんな小さいカラダながら
しっかり稲の葉と同化して
葉から葉へのジャンプも上手
水に落ちてもスイスイ泳いじゃう

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もう水田で生きるために
生まれてきたこのカラダ!って感じです。感心です。

で、突然田んぼに現れるイナゴの赤ちゃんはどこから来るんだろう?

赤ちゃんが現れるそのまえに、親の姿は田んぼにないんです。
さらに田植えまえには、当たり前ですが稲がないんです。

葉っぱいる昆虫って、卵を葉に産むイメージなので、
イナゴの登場は、なんだか突然で不思議!

そこで、いきもの大好き!詳しい!むかっち(向井)さんに聞きました◎

※むかっちさんは、すずめ農園のいきものイベントで、いきものの魅力をたくさん伝えてくれる素敵な先生です。

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イナゴの親は、秋・稲刈りの時期に田んぼの土に卵を産み落とすそうです。

なるほど!

それで冬には命を落としちゃうんですけど、

卵は、その後、土のなかで
つもる雪にも、田起こしや代かきにも耐え、
田植えが終わって、稲が育ってきたところで
土の中から赤ちゃんが誕生するのだそう!

よくできてる☆
田んぼのサイクルに、
ライフサイクルを完全に合わせてきてる!

卵、タフ!

長い稲作文化とともに進化してきたんですかね。

それで、一応、稲作的には、
稲の葉っぱを食べるので、害虫です。

ですが、いまイナゴが害になってるところなんてないんじゃないかと思います。

数が昔に比べてすっごく少なくなったんです。
私が子供のころは、田んぼに入ると、身体にバチバチあたってくるくらいのイナゴがいました。

いまはポツリポツリ、ときには探さないといけないくらいの数です。

だからイナゴの食害で、減収なんて、現代ではそうそう聞かないです。

きっと、稲の葉っぱに直接かける農薬
イモチやカメムシなどの防除の影響なんじゃないかなって思います。

葉っぱを食べるイナゴにとって、
葉っぱに農薬がかかってるのって
直接毒を盛られてるようなものですもんね。。

稲を食べて、脱皮を繰り返して
田んぼの中で少しずつ
稲とともに育つイナゴをみていると

ほんとに稲の子だなーと感じます。

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大昔のように、イナゴの大群でお米が不作になるような状況は困ってしまうけど、

「稲の子」たちが健やかに育つ田んぼであってほしいなと思います。

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