いきものNo.7トウキョウダルマガエル
トウキョウダルマガエル知っていますか?
知らない人多めです。
カエルに興味があって、ちょっと調べたり詳しい人に聞いたりした人じゃないと。
じゃあトノサマガエルは?
名前知ってるし、だいたいどんな容姿をしているのかわかりますよね!
ちょっとまったー!!
あなたがトノサマガエルと呼んだそのカエルは
トウキョウダルマガエルかもしれないです!!
というお話☆
トノサマガエルとトウキョウダルマガエルはとっても似ていて、
カエルに詳しい人でも見分けるのが難しいそうです。
昔は同じカエルだと思われていて、
遺伝子調べたら、ちがう種だった!という感じらしいです。
それで、素人が見分けるのは難しいのですが、
それぞれ住んでるエリアがちがうので、発見した地域でなんとなく判断できるとのこと。
その分布地図がこちら↓
自作の絵心ない日本地図(;o;)
トウキョウダルマ は関東圏の太平洋側と、東北だと宮城・福島に生息していて
同じ東北でも岩手・山形・青森はトノサマなんですね!
しかもなんと
ナゴヤダルマガエルという新キャラ(私的に)がいることが発覚。
こちらも似ているそうです。
長野県だとちょうど三つ巴らしいです。
※もちろん、人間がつくった県境でぴったり分布がかわるわけではないので、
だいたいの目安。気仙沼あたりはトノサマかもしれない。
※研究・調査してる人や団体によって若干ちがいがあると思います。
とにかくですね!
トノサマだけではないということ。
認知度なくて、いつも名前まちがわれてて、
ちょっとかわいそうだなって思っています。
宮城では、ほぼほぼトウキョウダルマなので、
宮城県民のみなさんには
ぜひ名前を覚えていただきたい☆
Say! トウキョウダルマ!!
ここから追記
私が感じているこの子たちの魅力、伝えるの忘れていました。
他のカエルとちがって、
トウキョウダルマガエルの模様って、
黒や緑や黄色や、線や斑や、
複雑でちょっと派手☆
これが一匹一匹ちがう模様なんです。
個性豊かでいいですよね!
そして目の後ろの丸●
※画像はネットからお借りしてます
→のところ。
ほっぺが赤いみたいで、
ピカチュウとか、くまモンとか、そんな感じでかわいいなって思ってます♪
これ、鼓膜なんだそうです!
鼓膜むき出し
ほっぺじゃなくて耳でした!
田んぼは水がすくなくなって、
カエルたちも恋の季節が終わったみたい。
大合唱が聞こえなくなりました。
ちょっと寂しいですが、
これからは虫の鳴き声の季節。
カエルたちの歌はまた来年の楽しみにします♪
いきものNo.6ヘビイチゴ
田植えの時期に、
かわいい実をみせてくれる雑草・ヘビイチゴ◎
赤くてまる○まる美味しそうだけど、
食べられないと教えられませんでした?
うちは、おばあちゃんに毒イチゴだと教えられてました。
とんだ濡れぎぬ!
調べたら無毒らしいです。笑
食べても美味しくない、というだけみたい。
なのでどんな味なのか、ご興味あるかたは食べてみてくださいね☆
そして、ただの美味しくない実。
ではないのです!!
焼酎に漬けておくと、
このエキスがとてもお肌にいいらしい。
私ははじめ、虫刺されによいと聞いて
作っていたんですが、確かに刺されて腫れたところに塗るとスッと痒みがひきます。
さらにニキビにもいいらしく
(私の歳だと吹き出もの..?)、
最近、顎と耳にニキビできたので、
ぬってみたら
確かに治りがはやい!!..気がする。
お友だちの野草研究家・鶴岡舞子さんがいうには
*
ブヨ刺されにはコレが一番効きました☆
ニキビや湿疹、傷も早く治っています。
一番効果を実感したのは手足口病。
3日で大人も保育園の子ども達も良くなりました。作って損なしです!
*
とのこと。
ブヨ、刺されると厄介ですよね..
傷にも、
ウィルス感染症の手足口病にも効くとか、
ほんと優秀(°Д°)
ヘビイチゴすごいっす!
調べたら
ヘビイチゴの実や葉を乾燥させたものは
漢方の生薬として昔から使われていたらしいです。
身近にそんなありがたい植物がいるんですね☆
これからもいろんな植物を暮らしに活かして、
楽しみたいとおもいます♪
鶴岡舞子さんの「つみ草のお店つちころび」@山梨
https://m.facebook.com/%E6%91%98%E3%81%BF%E8%8D%89%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%BA%97-%E3%81%A4%E3%81%A1%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%B3-1377489885863186/
いきものNo.5ミズカマキリ
私が好きな田んぼの昆虫のひとつ!ミズカマキリ☆
細長いカラダ、小さくて丸い目、
カマキリのような前足、おしりの長い尻尾(呼吸管)、
どれもかわいらしいです♪
このカラダ、稲の藁に似てるなって思います。
カモフラージュ上手!
よくできた姿だなぁと思うのですが、そのカラダのおかげかあまり泳ぎは早くないです。
紡錘形のカタチをしたゲンゴロウやコオイムシとちがってすぐ捕まえることができます。
しかも、胴体と同じくらい長い呼吸管があるので、
そこをひょいとつまみやすい。
呼吸管も含めた体長では、国内最大の水生昆虫なのだそうです☆
そしてこんなに「もやしっ子」なのに、じつは肉食系!
ムシャムシャ食べるのでなくて、
捕まえた虫や小魚、オタマジャクシに消化液を注入し、
溶けた肉液を吸う。
肉液吸う系!
↑ 動物ではなかなか当てはまらない表現w
今日つかまえたミズカマキリも
そのカマにアメンボをしっかりはさんでお食事中でした。
カマキリに似た見た目ですが、カメムシの仲間なんですね!
とくにめずらしくはない水生昆虫なのですが、
最近では農薬により数を減らしているとの報告もあるらしいです。
ミズカマキリ | 生きもの図鑑 | Hondaキャンプ | Honda
地域によっては絶滅危惧種。
むかし当たり前に見ていた生きものが、
いつのまにかいなくなってしまうのは悲しいです。。
ミズカマキリがそうなりませんように。
それは私たちの暮らしや生き方に、かかっているのだと思います。
いきものNo.4人参
去年はじめて人参の種とりをしました☆
いまほとんどの野菜がF1種といわれる雑種のタネで、
同じ形質の子孫を残せないものが多いといわれています。
昔は、タネは買うものではなく
自分でタネをとって
次の年もそのタネをまき
それを繰り返すことで、育種が行われ
その土地に適した固定種、在来野菜というものが生まれた
といわれています。
人間が栽培することで
作物は子孫を残すことができ
人間はたべものをいただけて
人間もまた子孫を残すことができる。
それは、たべものの命を奪うだけではない
作物と人間との共生のカタチだったのではないかと思うのです。
また、ひとつの家族ですべての野菜のタネをとるのがむずかしいために、
タネの交換が行われ、
人と人との交流の架け橋にもなっていたのだと思います。
いまは
タネは買うもの(という感覚が一般的)。
それが悪いわけではないのですが、
(ほんと世の中には良いとか悪いとかなくて
でも良いも悪いもないよねーと結論するのでなくて
ある現実を知ったときに
自分はどう考えるか、どうしたいのか、
自分の感性やセンスで
あきらかにする。選んでいく。
ことが大事だと思っています)
できれば、
タネをとることで野菜の一生につきあってみたい。
そのタネをまいて毎年おつきあいしたい。
と私は思っています☆
そんなわけで、人参の花!
線香花火がたくさん集まったみたいな
美しいお花です。
人参のタネ!
タネ!まじまじ見てみてください!
毛みたいなトゲみたいな
すごい生えてます!
たぶんこれ、水分をくっつけておくためのものだと思うんですよ!
↑勝手な推測。
人参は発芽させるのが少しむずかしいといわれています。
なぜなら、発芽に光が必要だから
(光好性種子といいます)
でも水分も必要。
土をかけると、
水分は保たれるけど
光が当たりにくくなるので、
寒冷遮をかけたり
籾殻をかけたり
踏みつけたり
人によってさまざまなですが、
光が当たりつつ、
水分も保たれるような工夫をしています。
それで、買ってきた人参のタネって
こんな毛とかないんです。
※写真ないので、人参のタネ買ってみてくださいー
それが人参のタネだとずっと思っていたんですけど、
(選別したり袋にいれたりしてるうちに
毛とかトゲとかとれちゃうんでしょうね。)
ほんとはこんな毛(トゲ?)が生えてた!!
きっとこの毛、
雨とか蓄えちゃうし、
朝露とか夜露もつきやすいと思うんですよ。
タネが光の中にいながら、ちゃんと
水分を蓄えられるようになってる!
そう進化したんだなぁと
思うと感心してしまいました☆
自分でタネとりしたから知ることができた
人参のタネの本当の姿でした。
(勝手な推測だけど!
毛のはたらき、間違ってたら教えてください!笑)
黄麹カビと酵素のはなし
ひきつづき、麹の魅力をお伝えします☆
黄麹カビってなんなの?のお話はコチラ↓
日本の食文化を支えてきた味噌。
江戸時代には飲む点滴と言われて、
滋養によい甘酒。
麹って本当にすごいんです!
〇酵素が豊富!
麹はなんと酵素を100種類以上もつと言われています。
そのほんの一部を紹介すると..
アミラーゼ
(でんぷんをブドウ糖に分解)
→甘味!
プロテアーゼ
→うま味!
リパーゼ
(脂肪を脂肪酸に分解)
→すぐにエネルギーとして使える!
→腸内善玉菌のエサになるよ!
などなど。
酵素が豊富だとなぜよいの??
私たち人間のカラダには3000種類もの酵素が働いていて、
消化・吸収、代謝、
細胞・組織の修復など
生命活動のすべてに関わっているといわれています。
しかし体内の酵素は有限。
20代をピークに減少していきます。
それがまさに老化。
酵素の研究者は、
「酵素を使い切る=死」というくらい。
そんな酵素の研究から、
補うことの大切さを重視した結果
酵素ジュースやローフードなどが
注目なのだと思います。
酵素を取り入れることで、
(酵素の種類にもよりますが)
代謝や修復を手伝ってくれたり
紹介したような栄養素を分解するもであれば、
もともと身体にある消化酵素を節約することになります。
(体内の酵素の約80%が 消化・吸収につかわれるといわれていて、
じつは食べることって、とっても身体の負担になるんです。
断食が最高のアンチエイジングといわれるのはそういうわけでもあります。)
甘酒が飲む点滴といわれる一つの理由。
食欲がなくても
体調が悪いときでも
甘酒を飲めば、
酵素を補ってくれ、
身体の負担は少なく、
栄養をいただける◎
ということなのです。
酵素商品ってたくさんでていますが、
日本人のカラダによくなじむのは、
やっぱりきっと!
お米からつくられた麹。
(麹と日本人とのお付き合いは約2000年前からはじまってるとのこと。
麹バンザイ!な遺伝子が私たちには備わっているはず♪)
そして手づくりすれば一番安価で
無理なくつづけられると思うのです。
私の麹愛がとまらないので、
つづく!
次回はアミノさんが主役!
最後に、私のおすすめ甘酒ドリンクを紹介します☆
甘酒とアツアツの番茶を1:1の割合いでカップにいれ
天然塩をひとつまみ入れて混ぜます。
名前は「甘酒ミルクティー」といいます。
牛乳も紅茶も使ってないのに
雰囲気で命名。
まろかやな甘味
ささやかなクリーミー感
温かくてほっとする
滋味深いドリンクです♪
いきものNo.3黄麹カビ
今日は、和食のパートナー!
黄麹カビを紹介します☆
アップで見るとこんな感じ
(画像はネット上からおかりしてます)
このカビ、麹を作ってくれる(麹になってくれる、麹そのもの的な)ありがたい微生物です。
彼らのお陰で、私たちは味噌も甘酒も塩麹や醤油麹も、いただけます。
大きな特徴としては、
でんぷんを分解してブドウ糖をつくり
※ほかにもたくさんあるので、またのちほど紹介しますね!
つまり、ざっくりいうと
甘味
うま味
を天然で作ってくれる!
それが麹です。
黄麹カビの本名は
和名がニホンコウジカビ
学名のオリゼは、稲の学名「オリザ」にちなんでつけられた名前で、
和名のとおり日本の固有のカビです。
まさに瑞穂の国、日本を代表するカビなのです。
わかりやすくておもしろい紹介が、
マルカワ味噌さんの店長ブログにありましたので、添付しますね(^O^)
↓
麹カビと麹の特徴をまとめてみた。 | マルカワみその店長ブログ
うちでは種麹(麹のもと)を買って、
それを蒸したお米にまぶし、
保温して、自分で麹を育てます。
できあがりはこんな感じ
育て方もあるとは思いますが、
ふわふわ感はやや抑えぎみ
地に足をつけた雰囲気..
(お店で売ってる板麹って、すごいふわふわしてますよね!)
うちのは短毛菌みたいです(マルカワ味噌さんのブログ「毛並みで分類」参照)。
このふさふさ感のちがいでも、麹の種類が違うみたいで、
短毛菌はタンパク分解力(旨みを出す力)が強くて、
長毛菌はデンプン分解力(甘味を出す力)が強くなる傾向になるそう
麹から手作りする甘酒がおいしい!と
よく言っていただけるのですが、この短毛菌のおかげで、
私のつくる甘酒はうま味・コクが、市販のものよりつよいのかも!と思いました。
(味噌用の種麹つかってますので)
ちなみに...
コウジの漢字には2つあります。
1つは「麹」。
これは、中国大陸から伝わった漢字で、
米麹のみならず、豆麹、麦麹などさまざまな麹を総称して使われます。
もう1つは「糀」。
これは、明治時代に日本で生まれた漢字で、米麹のみを指した文字。
...なのだそうです!
「米」に「花」と書く「糀」って、とてもかわいい字ですよね。
まさしく出来上がった麹は、お米にフワフワとコウジ菌が育って、まるで白くてキレイな花が咲いたように見えます。
お米とコウジの文化、日本!
漢字まであたらしく作っちゃうところに
日本人の米麹(糀)愛を感じずにはいられないです♪
つづく!
いきものNo.2 美里さん
今日紹介するのは泉ヶ岳生まれ育ちの美里です!
(はやくもイレギュラーな生きものブログ..笑)
現在は千葉県に生息している
私の双子の姉です。
6分差で生まれてから
いっぱい遊んで、
ケンカもして、
意見を言いあって、
競いあったり
はげましあったり
で育ちました☆
すずめ農園をはじめる前は
理学療法士(リハビリのお仕事)をしていて、
身体のことにも詳しく、
しっかりもので頼りになります。
(ふだんの会話は天然)
双子ってどんな感じなの?
とよく聞かれますが、
仲のよい親友
の感覚だと思っています。
そして私にとっては
「道しるべ」「羅針盤」的な存在。
はっきりしたものの考え方や感性に
そっか!そう考えればいいのね。
と助けられることがあります。
芯のある女性って
たぶん美里みたいな人のことかな、と思うのです。
そんな美里の旦那さんは
菜園料理家 藤田承紀さん
畑しごとができて
お料理がおいしくて
ダンスもできて
とってもおもしろくて
楽しいお兄さんです!
現在、美里は千葉で暮らしながら
自然育児、マクロビオティック的な
食生活で、健やかに生きるを実践しています。
すずめ農園のもうひとつのブログで紹介してます。
↓
http://chunchunokomeumai.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
(本当は2人でブログやる予定なんですけど、美里の投稿がすばらしく、今さら出るに出られないというか(;o;)..そのうち生きものネタ以外で、私も投稿しますね!)
Facebookでも「みーちゃんママの簡単自然派子育てごはん」を投稿してますので、のぞいてみてね♪
そんな頼りになる美里ですが、
どれだけしっかりものかというと..
自宅出産のとき、「破水した!」の連絡で、
私と母があわてて千葉にいくと、
自然出産の手順
(陣痛がきたらどうするか、
生まれる前は何を食べて待つか、
出産後何を口に入れれば止血しやすいか、
産後の過ごし方、などなど)
がまとめて書かれた紙が壁に貼ってあって、
もうその通りにサポートすればよいだけ◎
という状態でした!
さすが!!笑
はじめての出産で
しかも、自宅で
不安もあるだろうに
自然出産&育児を
めっちゃ勉強して万全でのぞんでました!
美里の出産をとおして
感じたことは
産まれるときに、
旦那さんが寄り添って、
母や姉妹が手伝って、
とても愛のある現場だなぁということ。
いまは病院の見えない場所で
出産して、帰ってくるのが
あたりまえだと思っていたので、
そんな風に命の産まれる瞬間が
暮らしの一部にあるのって
素敵なことだと思いました◎
(いつか私も自宅出産したい(о´∀`о)! )
いま美里は、子育てしながら
すずめ農園のお菓子をつくってくれたり
千葉で味噌作りやお料理のワークショップをしたり
理学療法士としてお仕事したり
活躍しています☆
今後も美里のとりくみを楽しみに、
ご注目くださいませ(*^^*)